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刺激的でした~前崎センセイと茶時を愉しむ

江戸末期から明治にかけて、京都や大坂の町衆たちは煎茶を飲みながら“論壇風発”、次代を語りあったと言われます。今でいうサロンで、ここから新たな文化やビジネスが生まれたとも言えます。忙しい現代人が肩書を外して、自由でふと何かを気づかせてもらえるような「場」をと、美術工芸史・近代産業史が専門の前崎信也京都女子大学准教授とともに茶時を愉しみました。
 文人画家で煎茶の普及に貢献した田能村直入が晩年過ごした寓居跡にちなんで、今でいう人間国宝、当時の帝室技芸員となった3代清風与平の作、直入の絵付けによる茶杯でお茶をいただき一同大感激。お茶を淹れたのは一茶庵の佃梓央さんです。抹茶が世界に知られる昨今ですが、 「明治時代、国策として年間国家予算の半分を万博に投じてJAPANをPRした結果」と語る前崎センセイのお話を聞きながら、「そうだったったのか」と。
明治150年の節目の年を前に、改めて日本の文化や人材育成の必要性などを語り合い、形式にとらわれない煎茶文化の一端に触れました。

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