若王子倶楽部 左右

Our Story

最も美しい瞬間

 昨日、左右にやってきた蜻蛉。どんなに近づいても、

 動くこともせず、じっと同じ場所にいるので、よほどの
 事情を抱えているのかと思い、写真に収めたあとは、

 そっとしておきました。


 金属が発するような美しい光を帯びた緑の体 、そして

 等間隔に入る横線のほんのりとした赤。移り変わる色の
 美しさに、はっとさせられます。


 でも数分後、扉の格子の所に横たわり、永遠に動かない

 蜻蛉を発見。


 先程まで、しっかりと自分の脚でとまり、生きていた姿は見た目の美しさを超え、真っすぐに生き抜く生命の、
 最も美しい瞬間。生涯、薄れることのない記憶となりました。

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